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2022/04/01

知らないと絶対に損をする‼️ホエールスイムでのザトウクジラ水中撮影で失敗しないためのフォーカス術

知らないと絶対に損をする‼️ホエールスイムでのザトウクジラ水中撮影で失敗しないためのフォーカス術

カメラカメラ OLYMPUS OM-D E-M1 mark Ⅱ
レンズレンズ MZD ED 12-40mm F2.8 Pro
ライトライト
フラッシュ補正フラッシュ補正 発光禁止
撮影モード撮影モード Aモード
F(絞り値)F(絞り値) 4.0
シャッター速度シャッター速度 1/320
露出補正露出補正 -1.0
ISO(ISO感度)ISO(ISO感度) 200
撮影地撮影地 沖縄本島海域

⑴ 沖縄本島海域ホエールスイムでのザトウクジラ撮影

 

冬の沖縄本島海域で開催されるホエールスイムは、海の大自然を垣間見ることかできる期間限定のビッグイベントです。

 

2022年は、1/25〜3/21までの約2ヶ月間開催させていただき、多くの方々にご参加いただきました。

 

ザトウクジラを間近で観察し、撮影する。水中写真好きなら一度は経験したいこのイベントは、おかげ様でご盛況をいただきました。

 

今年経験したことを活かして、来年はさらにパワーアップしたホエールスイムの開催を予定しておりますので、皆さん楽しみにしていて下さい。

 

★マリーンプロダクトで開催された2022年シーズンのホエールスイムの詳細は、次の記事をご覧ください。

2022年度沖縄本島ホエールスイムレポート

 

 

 

★ホエールスイムについてもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧下さい。

ホエールスイム撮影ツアー参加前に知っておきたい事

クジラに遭遇した時観察チャンスを逃さない為に 事前準備とクジラへのアプローチの仕方!

 

今回は、ホエールスイムでのザトウクジラ撮影において、撮れ高を上げるためにぜひ知っておいていただきたいフォーカステクニックをご紹介します。

 

★ホエールスイムでのザトウクジラ撮影テクニックをもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

クジラ撮影時の設定公開❗️決定的瞬間を逃さない‼️沖縄本島海域で開催されるホエールスイムでのクジラ撮影テクニック

⑵ AFターゲットはオールターゲット(全画面)を避けてシングルターゲットに設定する。

 

ホエールスイムにおけるザトウクジラ撮影において、数少ないシャッターチャンスを活かして確実なピント合わせを行うために、最初に設定したいのがオートフォーカス(AF)ターゲットの種類です。

 

カメラや使用する撮影モードによってAFターゲットの種類は様々ですが、オールターゲットは選択せず、シングルターゲットを選択しましょう。

 

理由は以下の通りです。

 

オールターゲットは、画面上の全てのAFターゲットから、カメラがピントを合わせるAFターゲットの位置を自動的に選択します。

 

この時、カメラは撮影画角内にある物の中で最も近い物、またはコントラストがはっきりしている物にピントを合わせようとします。

 

そのため、クジラが水面近くに浮上している構図において、クジラではなく水面(海と空気の境目)にピントを合わせてしまうことがあります。

 

特に、クジラとの距離が遠い時や、天気が悪く水中が暗い時は、クジラの身体より水面の光の反射の方がコントラストが強くなるので、カメラのAFターゲットがそちらを選択してしまう傾向が強くなります。

 

AFターゲットをオールターゲットに設定して撮影。画面左上の水面にAFターゲットが合ってしまい、クジラがピンぼけしている。

 

シングルターゲットであれば、水面近くでの撮影でも、カメラのAFが惑わされることなくしっかりクジラにピントを合わせることができます。

 

AFターゲットをシングルターゲットにして撮影。AFターゲットをクジラに合わせて撮影することでしっかりクジラにピントを合わせることができた。

クジラが水面に浮上している時は、良い写真を撮る絶好のチャンスです。

 

失敗せずに確実にクジラにピントを合わせるために、シングルターゲットの選択をおすすめします。

 

⑶ AFが上手く作動しないシーン(曇り空で水中が暗い時、クジラが遠い時、水中浮遊物が多い時など)では、クジラの身体の白い部位やフジツボなど、コントラストが強い部分でピントを合わせる

 

ホエールスイムでクジラ撮影を行う際、いつも撮影に適した撮影環境であるとは限りません。

 

むしろ、悪天候で水中が暗い、クジラとの距離が遠い、水中浮遊物が多く透明度が悪いなど、条件が厳しい撮影環境であることも十分に有り得ます。

 

このような環境下では、カメラのAF機能が上手く作動せずにピントが合わず、良い写真が撮れない場合があります。

 

クジラが中層に留まっているシーン。クジラとの距離が遠い上に水中浮遊物も多く、AFがクジラより水中浮遊物にピントを合わせてしまっている。

 

上の写真では、母親クジラの背の部分にAFターゲットを重ねてピントを合わせようとしても、差し込む太陽光に照らされた水中浮遊物にピントが合ってしまいました。

 

『AFが動かなければマニュアルフォーカスで合わせれば良いのでは?』という声が聞こえてきそうですが、撮影者の身体が水面の波間に漂っている状態のホエールスイムにおいて、マニュアルフォーカスでのピント合わせは、至難の技と言えるでしょう。

 

では、悪天候で水中が暗い、クジラとの距離が遠い、水中浮遊物が多く透明度が悪いという、AFか作動するのに苦手なシチュエーションでピント合わせをするにはどうしたら良いのでしょうか。

 

一つの解決策として、クジラの身体の白い部位やフジツボなど、コントラストが強い部分でピントを合わせるテクニックが挙げられます。

 

母親クジラの身体の下から子クジラが白い部位のある頭部を出したので、子クジラの頭にAFターゲットを合わせて撮影。AF機能が上手く作動しピントを合わせることができた。

 

AFが上手く作動しないためにピントが合わず苦戦していましたが、しばらく観察していると、母親クジラの下から子クジラが出てきました。

 

子クジラの頭部に白い部分が多かったので、AFターゲットを子クジラの頭に重ねてピントを合わせることができました。

 

クジラの個体によりますが、胸びれや尾びれが白かったり、大きなフジツボがついていれば、そこが狙い目です。

 

シャッターボタン半押ししてAFが上手く作動してピントを合わせることができたら、シャッターボタン半押しをキープした状態でカメラの向きを変えて構図を整えます(フォーカスロック)。

 

上の写真では、子クジラの頭にピントを合わせた後、母親クジラの全身が入るように構図を整えました。

 

AFが上手く作動せずにピントが合わない時、ぜひ使ってみていただきたいテクニックです。

ワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス

ホエールスイムでのザトウクジラ撮影におけるピント合わせでは、次のことに気をつけましょう。

①AFターゲットはオールターゲットは避けてシングルターゲットにする

②クジラの身体の白い部位(胸びれのフチやフジツボなど)にAFターゲットを合わせる

③フォーカスロックして構図を整える