カメラ | OLYMPUS TG-6 |
レンズ | 本体ズームレンズ |
ライト | 無し |
フラッシュ補正 | 0.0 |
撮影モード | 水中顕微鏡モード |
F(絞り値) | 14 |
シャッター速度 | 1/100 |
露出補正 | 0.0 |
ISO(ISO感度) | 400 |
撮影地 | 慶良間 |
写真の良し悪しを決める大切な要素の一つとして、『何を表現したかったのか(主題)がはっきりとわかる写真である』ことが挙げられます。
主題を明確にする事で写真にインパクトが生まれ、見た人の興味を引くことができます。
言い換えると、良い写真とは『主役の被写体の存在感が際立っている写真』ということができます。
今回は、マクロ被写体としてダイバーに人気の高い『アカホシカクレエビ』を撮影する場合の構図について考えていきたいと思います。
(1)被写体をただ上から撮ると面白味のない平面的な写真になる
ダイビング中、アカホシカクレエビを見つけて撮影しようという時、やってしまいがちなのが、『アカホシカクレエビを上からただ大きく撮る』ということ。
ただ、上から撮る構図だと、アカホシカクレエビの体が背景となる岩肌の模様と同化してしまい、目立たなくなります。
平面的で面白味のない、いわゆる証拠写真になってしまいます。
(2)正面から撮影することで立体感が生まれ、『主役の存在感が際立つ構図』になる
上から撮影すると平面的になってしまいますが、横や正面方向から撮影することで、アカホシカクレエビが脚でしっかり岩に立っていることが分かるように撮影できます。
横から撮影することで立体感が出て、立体感が出ることで被写体の存在感がぐんと高まります。
特に正面から撮影するとエビ・カニ類の特徴であるハサミを撮影することができるので、更に格好良い構図となります。
(3)ピントは眼に合わせる
水中写真に限らず、どんな写真においても、眼を持つ生物を撮影する時は必ず主役の被写体の眼(または眼に相当する部位)にピントが合っている必要があります。
主役の眼にピントが合っていないと、どんなに構図が良くても写真全体がぼんやりした印象となり、『ただのピンぼけ写真』となってしまうからです。
ワンポイントアドバイス
エビ・カニ類を格好良い構図で撮影するために、次のことに気をつけて撮影しましょう。
- 格好良い構図とは、『主役の存在感が際立つ構図』
- 被写体を見つけた勢いで上から撮らない。
- 被写体と同じ高さにカメラを置いて横・正面方向から撮影することで立体感を出す。
- 正面から撮影することて、チャームポイントであるハサミを構図に入れる。
- ピントは必ず眼に合わせる。