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水中写真教室

撮影テクニック

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2021/08/22

ウミウシを撮ろう!!

ダイバーに人気のマクロ被写体である『ウミウシ』の撮影方法の一例をご紹介します。

ウミウシを撮ろう!!

カメラカメラ OLYMPUS E-M5 markⅢ
レンズレンズ ZUIKO 50mm MC + EC-20
ライトライト RGBlue system 03 premiumcolor
フラッシュ補正フラッシュ補正 発光禁止
撮影モード撮影モード 水中マクロ
F(絞り値)F(絞り値) 4.5
シャッター速度シャッター速度 1/250
露出補正露出補正 -0.7
ISO(ISO感度)ISO(ISO感度) 500
撮影地撮影地 砂辺

構図の決定

マクロ被写体を探している時に『オトヒメウミウシ』を見つけました。
比較的大きなサイズのウミウシだということと、撮影レンズが50mmMC+EC-20(2倍テレコンバーター)という高倍率レンズであったことから、中央構図を選択しました。
オトヒメウミウシは色彩や模様が美しいウミウシであるため、中央構図が成立しやすいといえます。
私が思うウミウシがかっこよく見える角度の一つ『斜め前方』から撮影しました。
オトヒメウミウシのような立派な触角を持つタイプのウミウシの場合、触角のヒダにジャストピントさせるのがコツ。
また、左右の触角のうちどちらかにピントを合わせるのなら、必ず手前にある触角に合わせましょう。
奥の触角にピントが合ってしまうと、見ている人にピンボケだと思われます。
もちろん、両方に合わせられる構図なら、両方のジャストピントを狙うのが良いでしょう。フォーカスロックやAFターゲットを指定することでピントを合わせにいきます。

露出の決定

撮影モードは水中マクロを選択し、露出補正はデフォルトの-0.7で撮影しました。
基本的にワイド撮影と比較してマクロ撮影では露出補正を大きく変えることは少ないですが、接近して撮影するのでライト光量が露出オーバー気味になる際は露出補正をマイナス側に調整します。
水中マクロモードではISO感度がオート設定になっているため、ライト光量が足りない場合にカメラがISO感度を自動的にゲインしてシャッター速度の低下を抑えてくれます。
撮影時間が長く取れないシーン(エキジット時間が迫っている時など)で、ライト光量や位置の調整が多少ラフでも失敗を防いでくれます。
私の場合、画質を優先したいのでISOオート上限値を800に設定しており、今回はISO500での撮影となりました。

ライト光量調整

今回使用したRGBlue は4段階の光量調整を行うことができます。
ライト撮影の場合は最大光量での撮影から始めることをお勧めします。
理由は、光量不足になるとシャッター速度が低下して被写体ブレを起こしたり、ISO感度がオート設定の場合にISO感度が上昇して画質低下を招くことがあるからです。
今回、ISO感度が500までゲインしているので、ウミウシの動きに合わせて撮影を行ううちに、ライト角度がベストの位置から少しズレていたのではと考えられます。

以上、ウミウシ撮影方法の一例をご紹介いたしました。

ワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス

ウミウシは、手前の触角にピントを合わせるべし。